今度は重くていいファイトだ。

「魚いないなぁ〜」と、ちょっとテンションが緩み始めた頃だった。
対岸のブッシュが水面に作る影の近くをフライがゆっくり流れてきて、一瞬目をそらした瞬後、視線を戻すとフライが消えていたので反射的にロッドを立てた。

確かな重みが加わって魚が走った。

今度こそは・・・・。