2008
 01.03   ホリデイロッジ鹿留  パイン・レイク




新年なのであった。

昨年同様、岐阜で年越しをするため年末に向かったのであるが、中央道は諏訪あたりから吹雪になって恵那山トンネルの手前まではチェーン規制も出る完全なスノー・ドライブとなった。







右の画像は07' 12/30夜の中央道、諏訪S・Aで撮影したもの。
一面の雪とライティング・ツリーが雰囲気モノ。


帰りは今年一発目の釣りとして鹿留に寄リ道する。
しょせん管釣りではあるが、されど釣りである。

夜の間に到着して車でP泊である。缶ビールを2本だけ注入して朝までバク睡する。

翌朝、7:00頃に一先ずパインレイクで受け付けを済ませる。
まだ太陽もこの辺りまではとどいていなくてカキーンと大気は冷え切っているが、それでも既に結構な釣り人が来ていて、まんべんなく散ってロッドを振っているのであった。

車で待っている猫シャチョーのために、コールマン・バーナーで湯を沸かして湯たんぽを仕立てる。
私たちは池に日差しが届くまでの間、暖かいレストハウスの中でコンビニで仕入れてきたサンドイッチで軽く朝食を摂りつつコーヒーを飲んで高みの見物を決め込む。

午前9:00近くになってようやく一帯が太陽光線に包まれはじめたので、私たちもゆっくり仕度に掛かる。
池の縁に立つと、日差しを受けている部分だけは暖かいのであるが、影になっているところはすぐにジンジンと冷えてくる。
周囲の人は黙々とロッドを振っているが、魚もシブイらしくたまにしかロッドは曲がらない。


私たちも始めて少しの間はヒットがあったものの、暫くするとすっかりシブくなっしてまった。

場所を移動しようと思っても、一通り埋まっているので一箇所でねばるしかない状況である。

一方、こちらは・・・。

今年も元気な姿を見せてくれたパインレイク在住の2猫。
白黒がオスでマーブル柄がメス。
隣で釣っていたオジサンが釣れたニジをネットに入れたままホレ、と近くに居た白黒に差し出した。

まさかあんなデカイ生きたままのヤツは食わないだろう、と思って見ていたら、オスはためらう様子もなく自分とさして大きさの変わらない生きた魚を、まるで木彫りのクマみたいにしっかと横咥えにくわえ、近くの草むらまで運んでバリバリ喰らい始めた。
オドロイタ。

ウ〜ン、野生なのだねェ。
近くで誰かが魚を掛けると、彼が急いで駆け寄ってきて見守る理由がコレで解った。

オスが一通り食べ終わると、近くで見ていたメスが食べに掛かる。
サバンナのライオンみたいである。
二匹とも丸々と太って毛艶も良いのは、この様にしてしばしば釣り人から新鮮な魚の提供を受けているからなのであろう。


人懐っこい素振りでも、どこか警戒心の一線を引いている感触が消えないのは野良ゆえであるか。

丸っこくて愛嬌のあるメス。レストハウス入り口で日向ぼっこ。

鼻クロ以外はウチのシャチョーによく似ている。でもコチラは精悍である。

さて。

昼近くになるとようやく、ランチに行く人もボチボチ出始めて多少は動けるようにはなったが、相変わらず魚はヤル気がなくて忘れた頃にヒットがある程度。
車で留守番の猫シャチョー。
見るからに温室育ちで頼りないカンジである。

日中は車内も日差しで暖か。
バッグの上でウトウト。



昼食をはさんで午後からはいくらかコンスタントに釣れたけれど、いつもの爆釣モードには至らずじまいであった。

カミさんの足元には、魚の動きを見守る白黒ネコちゃん。
「釣れたらオレにくれや」







ま、一発目がいつも通りにスタートできたことに意義が有ると、いうモノである。
またシーズンが始まるまでは、しばしの管釣り通いである。

東京に帰る高速は小仏トンネル辺りからから20km近い渋滞であった。