昼近く、秘書が握るロッドに強烈なストライクが来た。
魚は一気に突っ走ってリールが「ギョエ〜っ」と叫びアッと言う間にラインが引き出され、とうとうパッキングに到達。

このパワーに圧倒されて秘書はギブアップ。
私が替わって続きをファイトする。
コイツはデカそうだ。

此処では今までパッキングまで持っていかれたこともなかったので完全に油断していたが、途中でパッキング・ラインが絡んでいて出て行かなくなってしまった。
ティペットがブレイクするのを覚悟の上で、ロッドを限界まで曲げて何とか走りを止める。
そこから少しずつラインを取り返し、また持っていかれ、とそんな事を10分近く繰り返してどうにか魚を寄せてくる。