2009'
 04.18  「今シーズンの川・ 一発目は・・・?」  山梨県 桂川(忍野)    


さて、と。
そろそろホントに川に出かけて見ようか、という気になってきたのである。

暖かい日が数日つづいて、「おっ、これはいいカモ」と釣りにいく計画を立てると、どういうワケかその頃になってまた寒さが戻ってくるのである。不思議と。

今回もそれに近いパターンであった。
ただ、前日までの雨は上がって天気は回復するという事であるらしい。
場所をどこにするかは、毎年、悩むところであるが、伊豆、千曲、あるいはいっそ管釣りにしちゃおうかと、直前まで考える。

つい最近、パソコンTV「Gyao」の無料プログラムで釣りチャンネルを見たのであるが、杉坂のおっちゃんが忍野をやっていた。
数年前のちょいとばっかり古い番組ではあったが、忍野もケッコウ面白そうである。
「さかな公園」にも惹かれるものがある。ちょっと覗いてみたい。

忍野はそれこそ20年ちかく前に行ったことがあった程度で、記憶もすでにおぼろげである。
山梨在住ファー職人・Kサンに連絡をとってみると、「行ける」ということなので、場所は忍野に決定して一緒に遊んでもらうこととなった。

最近の高速料金割引の影響で混むことを考えて、いつもより早く出かけるつもりでいたのであるが、見事に寝坊った。
あたふたと用意して、結局いつも管釣りに出掛けるのと同じ時間に出発する。

中央道に乗ると、八王子の料金所手前からすでに渋滞が始まっている。
ゲートでは案の定、ETCレーンには車が連なり、一般レーンは空いていてコチラの方がゲートは早く通過できる。ちょっと愉快な気分である。
ウチの車はタイミングに乗り遅れたお陰で、まだ車載器を装着していないのである。
予約はしたものの、まだ入荷の連絡がない。
料金所渋滞をパスしたあとは快調に流れて、以外と早い時間に河口湖I.Cを下りることができた。

道の駅「富士吉田」でトイレによると、まだ売店はオープンしていないが人だかりが出来ている。
何かと思ったら、富士の湧水が目当ての列であった。

サスガ名水どころ、いつも水上で見かける水汲みとはスケールがちがうねェ。

午前8:30ごろ「さかな公園」のパーキングに到着。
既に何台も車が止まっていて、皆さん釣りの準備に忙しい。

Kサンはまだ着いていないので、写真を撮りながら川を覗きに行く。

暫くしてKさんファミリーが到着。

2頭の愛犬「ナス」と「タロー」、今日も元気が有り余っているのである。

午前9:00になり、水族館がオープンしたので見学に行く。
水族館の様子ココから見てちょーだい

と、いうわけで、目的の一つであった水族館見物も無事に果たしたことでもある。ボチボチ釣りに行ってみようか。



朝イチで見たときよりは随分と釣り人も増えてきた。

近くの旅館で入漁券を購入する。
大人\800、女性\400である。この時代、こんなにもリーズナブルな料金設定とは頭が下がる。

自衛隊橋の下に空いている場所を見つけて入る。
魚は何しろいっぱい見えるし、ライズも盛んにある。
何だか管釣りみたいである。

手持ちのドライは予想通りシカトされるので、ニンフを沈めると次々にアタリが出る。

ストライクはどんどんあるのだが、片っ端からバレていく。
なかなか魚がネットに収まらないのである。
秘書の流すニンフにも、何度もストライクするがちょっとファイトしてすぐにバレてしまう。

管釣り用に巻いたバーブレス・フックのせいか、それともちょいとばっかりフック・サイズが大きいせいで食いが浅いのか?

掛けてバラしてを繰り返しているうちに、「そろそろメシいくーっ?」とKサン。
時計を見るとピッタリ12:00である。
彼は時計はしていない筈だが、スゴイ腹時計である。

近くのフライショップ「リバーズ・エッジ」で食事が出来るということなので行ってみる。

コジンマリした綺麗でかわいい感じの店である。
カフェ・スペースのテラスには黒くてデカいロン毛のワン公がおとなしく寝そべっている。

入って席に着きローストビーフ・サンドと季節のパスタをオーダーする。
サンドは想像していたよりもタップリとボリュームがあって、柔らかくてジューシーなロースト・ビーフがなかなかにイケる。
パスタは春菜がメインの具でちょっとピリ辛のサッパリした味付けであった。


燃料を注入したところで、午後の部である。

車で上流に移動する。
忍野八海も近いので観光スポットとしてはコチラの方が賑わっている。
カメラや三脚などの機材を持って川辺を歩く人も多い。

エサ釣りエリアとの分岐の下に入ってロッドを振る。
水質やロケーションとしては上流の方が良くなるのであるが、魚は渋くなってくる。

やっぱりドライはシカトされて、ニンフならば時々反応がある。

バラシたり合わせ切れしたり。

そのうちようやく一匹ネットに入る。
小休止。
おやつタイムである。

2頭の犬たちの熱い視線が注がれる。

この辺りの魚はシブイので、再び自衛隊橋まで戻ることにする。

戻ってみると、一段と釣り人の数が増えている。
ロッドを振ってみると、午前中にストライクのあったパーターンではすっかり反応しなくなっている。 


いろいろやってみるが反応は薄い。

魚も朝に比べてスレてきているのであろうし、流下のパターンも変わってしまったのであろう。

魚も渋くなり気温も下がり始めたイブニングタイム、オンナ2人は車に引き上げて、Kさんと私2人でもう一振りする。

自衛隊橋の上流、s字のあたりでやってみる。

ライズはボチボチあるが、私たちの流すフライには反応が無い。

そこで出合った猫ちゃん。
人懐っこくて、私たちが来る前に居たフライ屋さんの足元にうずくまっていたのであるが、私が前人と入れ替わってもそのままくっ付いてきた。

牛柄、ヅラ、ほくろ、愉快なヤツであった。
なんだか猫には縁があるなぁ。

結局、その後はノーヒットに終った。

毎年、最初の川は丸ボーズの事もあるわけだから、今日くらいのカンジなら十分に満足なんである。
久しぶりにKさんファミリーと遊べて、実に楽しい春の一日であった。

帰りは再び道の駅「富士吉田」に寄る。
閉店ギリギリのところで滑り込んで土産をゲットし、隣のレストランで晩メシにしようかと思ったら「本日午後5:00より貸切」ですと。

どうしようか、というハナシになったが、結局、Kさん宅にお邪魔する運びとなった。
数年ぶりに別荘地の中にあるKサン宅に行って、ほうとうをご馳走になる。

Kサン宅のほうとうがまたウマくてガッツリ頂いて、ナスとタローとも遊んで、すっかり寛いで気力・体力ともに回復してから帰路に着いた。



オマケPhoto