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無事にカットし終わったら、バリをヤスリで取り除く。
さて、内径を拡大する際、実際にアンカー・リングを差し込んでサイズのフィッティングを行っているワケだが、それでも素材から切り離し終わったウッド・チェックをアンカー・リングに装着しようとすると、大抵の場合、キツくてはまらないという現象が起こる。
これはカッティングの際、マテリアルが熱を持って膨らんでいるために誤差が生ずるからである。
最後に切り離なされて素材が冷えてくると、収縮して内径も僅かに小さくなっているのである。
そこで丸ヤスリを使用してフリー・ハンドで、慎重に微調整を行う必要がある。
ちょっと力の加減を過つと、薄っぺらなウッドのリングは「パキッ!!」とあっけなく割れてしまうし、均一に削らないと折角の真円である内円を歪めてオシャカになってしまう。。
そのプレッシャーに打ち勝てば、この写真の様になるのである。
エポキシ・セメントでアンカー・リングに接着したら、あとはウッド・チェックにウレタンで仕上げ塗りを行う。 |
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