W氏、とうとうホールディング・チェアーに座り込んで、ヘラ師みたいにロッドを振っている。
マッチ棒みたいに細くて長い体躯、枯れてかなり弱ってきているカンジであるが、意外にも最近受けた健康診断では「長生きしそうです」と言われたそうな。

Kサン同様、彼との付き合いも長い。
私の極く狭い交友範囲の中の貴重なアーカイブである。

やはりワタシが代々木の某ルアー&フライ・プロショップ勤務をしていた20数年前、彼が客として来ていたのが始まりである。
彼には一方ならず世話になった。
続かず切れずの不思議な関係である。

そして、ワタシは彼の過去をイロイロと知っている者のうちの1人でもある。フッフッフッ・・・・・。