2011' Flyfishing & CAMP

07.09  「忍野にて梅雨明けを知る 山梨県・忍野  


先月、ようやく今年の釣りをスタートし、ソレを皮切りとしてどうやら滞っていた「流れ」が正常に動き始めたようなのである。
前回の忍野で注入したエネルギーが底を突く前に二回目に繋げる事が出来た。

ここ数日は既に十分に真夏を感じる陽気である。
まだ梅雨が明けたという発表はないが、感覚的には既に明けているのではないかと言いたいところである。

前回の忍野では後半で天候に恵まれなかったが、今度は天気も悪くないカンジの予報である。フルタイムで楽しみたいところである。
8日(金)の夜11:00過ぎに蒸し暑い三鷹村を出発する。
高速上限\1,000制度が終了して以前のような土日渋滞は無いものとは思うのだが、ま、様子見ということで前日出発である。
それに、現地の涼しい夜気のながでグッスリ眠りたいという願望もある。

ETC夜間割引を差し引けば、忍野までの高速ルートでは実際、制度終了前とそれほど大きな金額差はない。
この時間の中央道は、気持ち、車が少ないという気はするものの、やはりソレほどの違いは感じない。
いつもの様に1時間少々で道の駅「富士吉田」に到着した。
時刻はちょうど、日付が替わろうかというところである。

パーキングに停まっている車は少ない印象である。
気温は高からず、低からず。爽やかな夜気に包まれている。
先月末で丸3ヶ月続いた禁酒も終了した。
釣りも解禁し、酒も解禁である。
なので、久し振りに缶ビールを2本ばかりとツマミを少々食らって、午前2時を回った頃眠りについた。

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    いいブラウンが一本とれたところで遅めの昼食に行く。
 
今日のランチは忍野八海ど真ん中の池本茶屋である。

山掛け冷やしうどんと、同じくそばをオーダーする。
ここの麺はすばらしいツヤと透明感、強い腰、とても滑らかな喉越しでイケるのである。
出汁の味も悪くない。 
よく冷えた麺をツルリと平らげる。

ちなみに、私たちの後に来店した二組目のお客は、「そば終わっちゃいました」と言われて帰っていった。
私たちももう少し来るのが遅ければ食べ逃していたカモしれない。危ないところであった。
午後である。

やや雲量が増してきている。

魚は人が多いせいかケッコウシブい。
それでも掛けたりバラしたり、会わせ切れしたり。 
       
通りすがりのオバ様が、「今、大月は大雨だそうですよ」と教えてくれたのであるが、確かに少し向こうには怪しい雲が広がってきている。あれがいずれコチラにもやって来るか?

暫くすると俄かに黒い雲が上空を埋め尽くし、風が強くなって、とうとう雨が落ち始めた。
急いで車に避難する。
じきに本降りとなってしまった。また雨である。

だが、今回のは完全に夕立系の通り雨である。
少し待てば止むであろう。
おやつタイムのあと、少々眠る。うつらうつらしながらカーラジオを聞くともなしに聞いていると、「本日、関東甲信越地方の梅雨明けが発表になりました」といっている。雨の中で梅雨明けの知らせを聞くというのも奇妙である。

少しの間に急速に眠りに落ち、心地よく浮いたり沈んだりするうちに、次第に空も明るくなり始め、雨も小降りになった。
殆ど止んだところで再びロッドを握って流れに立つ。
今まで帰らずに車で待機していた他の釣り人も一斉にゾロゾロと出てくる。
考えることはみな同じと言う訳である。

普通だと、こんな風に一雨上がった変化のあとは食いが立つハズなのであるが、すっかりシブい。
川面からは霧が立ち、気温も下がってひんやりとする。

あれこれフライを変える。
浮かせたり、沈めたり、サイズ、色。

一応、ヒットさせることは出来ているが、いまひとつ決めてがつかめないまま、フライが見え辛い暗さが迫ってくる。
結局、最後に#10のマドラー・ミノーで秘書がヤマメを二匹掛けて終了とした。
       
雨上がりの涼しい忍野を抜けて高速に乗る。
渋滞情報では中央道は小仏トンネル付近で6km程度となっていたが、走ってみると全くの渋滞レスで帰ることが出来た。  



蛇足
  最近の本格的な暑さでシャチョーもとうとう「ひえひえボード」を使い始めた。

ペット・ショップで市販されているもので、アルミ・パネルの中のポリマー・シートを水で濡らして冷却するタイプのモノである。
既に10年くらいエアコンを使用しない生活をしている我が家では夏の必需品である。

ちなみに、ウェブ・サイトの電力節約率を計測するサービスで我が家を当てはめて計測してみると、達成率60数%などという数値がでてくるのである。

はっはっはっ、ウチはとっくの昔から省電力生活なのだ。