此処に見えているワン・カットで、奥宮のほぼ全てが一瞥できるほどのコジンマリしたスケールではある。
で、あるが、むしろ「奥宮」という名には、このまとまり具合こそ相応しいと感じられるのである。

この澄明な大気のなかに、小さく、ひっそりと存在するその佇まい(たたずまい)が何とも好ましい。
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