午前、バラシやスッポ抜けばかりだったテニス・コート裏のポイントで、今度こそはグッド・サイズをネット・イン。
パラシュート・アントをモコッと咥えた。

丸々と分厚いボディーにモノを言わせて、重々しく走った。
頬からボディにかけてレッド・バンドが出始めているなかなかのコンディションのニジである。

秘書が車で休息中だったので、減水により更に足場の高くなったこの場所で、しかもこの重たい魚を#3のグラス・ロッドで一人でランディングするのは一苦労であった。
この一匹で溜飲が下がった。