こやつ、耳も半垂れのショボクレ顔のワンコであるが、どうやら道の駅の居候野良であるらしい。

客から何らかの施しを受けたり、多分、道の駅のスタッフからも目を掛けてもらっているのではなかろうかと思われる。

近づく人があると、ちょっと警戒するそぶりもあるが、何もされないと分かれば逃げることもない風情である。
この後も、ずっと大人しく此処でベッタリと伏せて眠り込んでいた。

最近、富士山で保護された犬が「富士男」と命名されたさうであるが、ならば私もキミに名を授けようではないか。
キミは今日から「富士吉男」だ。

誰かに貰われて幸せになって欲しいと願うばかりである。