2005'
今シーズンも開幕である。
例年だと、極度に寒さを嫌う私たちは5月に入ってようやく動き出すのであるが、今年は何と言ってもフィールドがグッと身近になった事もあり、いつもより早いスタートである。
4/5
今年一発目の釣りは管理釣り場である。
岐阜に移転して初めての釣りでもある。
既に渓流は2月に解禁しているが、そこは軟派な私たちである。たとえ車で5〜10分もあればアマゴの出る川に行けても、暖かくなるまでは死んだフリを決め込むのであった。
そしてようやく、スギ花粉の多さに辟易しながらも、ここ数日の暖かさに浮かれて私たちも動き出す気になったのであるが、取り敢えずコチラの管理場も1回くらいは覗いておこうというワケで、比較的身近に在る「ひょうたん湖」に行くことにした。
![]() |
自宅から車で1時間ほどの中津川市に位置するひょうたん湖。 関東近郊のいわゆる管理釣り場を想像して行って見ると、ちょいと肩スカシを食らった気になるのだった。 管理事務所にしろ、トイレにしろ、設備が寂しい。 |
![]() |
そしてポンド自体がなまじ広くて、管理場という概念で釣りをすると持て余すのである。 気楽さと気軽さに欠けるし、かといって湖と捉えて本気でヤルには勿体無いカンジがする。 平日ということもあってか、私たちの他にはボート3艘を含めて6人余りの客の入りという、閑散とした状態であった。 ウ〜ンと首を捻りつつも、せっかく来たんだから、ともかくやってみる。 |
![]() |
桟橋以外のポイントをフライでやるには、ボートを使う事になる。貸しボートもあるのだが、ソコまでする気にはなれないし・・・。 桟橋の突端が空いているので、そこを陣取ってキャストする。 周りの客のロッドは見ている限りちっとも曲がらない。 それでも彼らは、何事かを承知しているといった風情で黙々と忍耐強く、キャストとリトリーブを繰り返している。 どこかで見た事のある雰囲気だと思ったら、芦ノ湖あたりの湖である。 ウェーディングこそしてはいないものの、彼らにとってココは「湖」であるのかも知れなかった。 見る限りではホンとに魚がいるのかいぶかしみたくなるのだった。 さっき岸近くの浅場ではバスを数匹見かけたが。(夏はバス釣り場になるらしい) 掴み所がないまま、とにかく確実な方法ということで、カミさんのロッドには「イクラ」フライを結んで渡してある。 |
![]() |
程なくカミさんのロッドにストライク。 なぁーんだ、ちゃんと居たのだね、魚。 かなりいいファイトの後で上がってきたのは、銀ピカのキレイなレインボーであった。 その後、一向に当りの出ない周囲を尻目に、コンスタントにストライクを取ってカミさんは満更でもないようであった。 私は真っ当なフライ?にこだわってやってみたが、反応は薄い。やはりエッグ・フライ強しである。 午後はビタッと反応が止まってしまう。 広い事が仇となって、魚が回ってこないとなると、徹底的に回って来ないらしい。 今一つ納得が行かないままでロッドを畳むのだった。 ま、ココは一回来れば、もういいかな。 |
4/6
さて、どうも昨日の管釣りに不完全燃焼の感があり、今日という日が余りにもいい天気で暖かく、工房から見えるテスト・プール(と、ワタシは呼んでいる)では大型のスピナーがエレベーターし、そしてマス達が盛んにライズを繰り返すのである。
腰を落ち着けて座っていられるワケがない。
1本だけブランクに塗装を掛けたところで、釣りに行く事に決めた。
ウェーダーを探したが、引越のドサクサに紛れてしまったらしく見つからない。
仕方がないので、ネオプレーン・ソックスとウェーディング・シューズだけを履いて出かけることにした。
![]() |
地元を流れる、飛騨川の支流「白川」までは車で5分もあれば行ける。 最初は少し下流でやってみる。 この流れで最後にロッドを振ったのは、多分8年以上も前のことであったか。 時間は既に昼を過ぎている。 気温は高く汗ばむほどで、そこそこハッチもある。 だが、流れからは何の反応もない。 雑魚ですらロクに居ない風情である。 随分とツマラナイ川になってしまったものだ。 |
![]() |
とっとと切り上げて移動する。 20分ほど車で上流へ走ると、渓相も随分変わってくる。 テキトーな所で車を止めて川に降りる。 ハッチは益々盛んになっているが、あまり期待しないでフライを流れに乗せる。 水深のある瀬のスポットで#13のパラシュート・アント(ここ数年コレばっか)をターンさせた瞬間に魚体が飛び出した。 ちょっと慌てながら合わせると、シッカリと手応えがあった。 |
![]() |
上がってきたのはキレイなアマゴくん。 今年の初物。 |
カミさんにも何とか釣らせようと思って頑張ったが、イワナのライズに慣れているとアマゴのスピードには遅れがちである。
5匹出たが、結局フック・アップ出来なかった。
賞味1時間余りで、しかもウェーディングしないで拾えるポイントだけ探ってコレくらい反応があったワケだし。シーズンのスタートとしては、まあ悪くないのじゃなかろうか。
上流部にはそれなりに魚が居るのを確認出来たことは有意義である。
楽しみが一つできた。
ロッドも巻かねばならないが、さて、次はいつ来るか・・・?
BACK |