2006'

3/18   山梨県 ― 鹿留

殆どの渓流もシーズン開幕となってはいるが、なにしろ私たちは軟派なのである。

昨年は例外的に、フィールドが身近な環境で暮らしていたので若干早目の「私的渓流解禁」だったわけだか、今年はまたリズムが戻ったことである。
渓流で普通にロッドを振るのはもっと先のコト。

もう少し本格的に暖かくなって、そろそろウェーダーなしでもイケるかな?という頃合を待ちたいのであった。
そんなワケで、も一発、管釣りで遊んでおくことにする。

昨日の春の嵐も去って、管釣りであそぶには悪くない日和である。
今日はパインレイク(仲間内では密かにVIPシシドメと呼ばれている)がルアーの日なので、久しぶりにリバー・エリアに入った。

渓流が解禁していても管釣りは相変わらずの賑わいで、ルアー・フライ共になかなかの入りである。

年を追って、女性と子供の割合も高くなってきている様でもある。
あくまで目算であるが、肌で感じることなので恐らくは正しい直感なのである。
ファミリー・サービスの一環として連れて来られたか、デートの一項目として引っ張ってこられたか、という受動的なタイプも見かけられるが、一方で本格的にヤッてるなという小学校の高学年くらいの女の子とか、或いはおネェさまも少なくない。

業界の未来の担い手となってくれるのか、否か・・・。
さて、私たちである。
風が出始めているが、比較的寒さは厳しくない。
何とか空いている場所を見つけて陣取る。
周りはボチボチ釣れてはいるが、スゴ腕クラスはいない気配である。

ドライには反応が薄いので、必殺ウォーター・シュリンプを沈めてみると・・・、ワンキャスト・ワンヒットの爆釣モードに突入である。

こうなれば、後はひたすら掛けてはリリースを繰り返す

午後からは空が雲に覆われて、風も少々冷たくなってくる。
フライへの反応パターンも、ファンシー系からナチュラル系に変わり、今度はフェザントテールで再び入れ食いモードに突入。
釣って釣って、釣りまくる。

魚のサイズはまあ、そこそこだがキレイなボディと重々しいファイト、ジャンプでタップリ楽しませてくれる。


痛快・入れ食いモードで終始した愉快な管釣りであった。

ところで、こういう場所(複合管釣り)だから、しょうがないと言えばしょうがないが、やはり節操のないヤツが目立って残念である。
特にルアーの諸君。
コチラが入れ食っていると、そこに投げれば釣れるものだと思うらしく、目の前だろうとお構いなしにぽんぽんルアーを放り込むわクロスさせて引っ張るわで、マナーもクソもない。

そういうヤツに限って、結局ヒットしなくてスゴスゴと去っていくのであるが・・・。
もっとも、マナーもしっかりしてるような本格派のルアー屋さんは、もうこの時期はこーゆー所には来てないかもね。

最近は川ルアーもなかなかの流行り具合らしく、釣具メーカーも力を入れているらしき気配であるが、釣りをしている彼らを見ている限りではあまり明るい未来であるとは言い難い様に思われるのだが。
果たして。
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