2006' 12.16

山梨県都留市  FISH-ON 鹿留

今年もアッという間に渓流シーズンも終わってしまい、紅葉の時も過ぎ、気付けば冬も本番を迎えつつある今日この頃である。
私生活的には色々バタバタと忙しく流れていた感があったここ2ヶ月ほどであったが、ようやく一息つく余裕が出来たので今年の締めくくりに管釣りに遊びに行く事にした。


ま、いつもの鹿留である。
棲み処から中央高速までのアクセスは至便であるし、高速に乗ってからも渋滞がなければ1時間ちょっとで着いてしまうので自然と足が向き易くなる。

それに今回は山梨在住のファー職人である友人のKサンと一緒に釣りをする事も大きな目的だったので、場所的には都合がいいのである。


予報通りの穏やかな天気で実に気分がイイ。
富士山もクッキリ見える。
この季節は、朝曇ってて昼晴れるのが理想的である。

陽気につられてか、高速もそこそこ車が出ているカンジである。
途中で寄った談合坂S.Aでは満車に近い混み具合であった。「帰りは渋滞しそうだナ」という考えがヨギル。

午前9時過ぎに鹿留に到着。
今日は"VIP鹿留"(パインレイクの意)がルアーの日なのでリバー・エリアでエントリーする。
サスガに空気は冷たいが、それでも珍しく風もなくて日向では暖かである。
管釣り日和ではないか。
釣りに来てる人の数は、多からず少なからずといったところ。

今日は子供が少なくて、熟年層のカップル、20代後半〜30代位のカップル、そしてお兄ィちゃんたちのグループが目立った。
空いてる場所を探して釣りはじめると、暫くしてKサンがやって来た。
氏は通年きわめて多忙なので、こうやってノンビリ釣りに時間を割ける日は貴重なのである。

ロッドを振るのは、今年は今日が初めてなのであった。
出だしはシブかったが、ボチボチ釣れ始める。
Kサンもいいペースで掛けて楽しそうである。

今日はファンシー系のフライには反応が悪くて、ナチュラル系に変えてから当たった。
フェザントテールのニンフをノーシンカーで沈めてドリフトするのが今日のパターン。

リバー・エリアでもドライで結構イケた。
どんどん掛けます。 グッドサイズと格闘中の秘書サン


鹿留在住の猫サン。ボブキャットみたいでカッチョイイ〜!!

私たち三人の中で一番数をこなしていたのがこの秘書サン
昼はコールマン・スリーバーナーを久しぶりに引っ張り出してきて湯を沸かし、クイック・ヒーターで暖を取りつつ車のテール・ゲートに腰掛けてゆっくり食事をする。

午後からはポンド・エリアを冷やかしに行く。
ホンとに風がなくて、ライズもチラホラ見られるのでドライでやってみると、フライは選ぶがそれなりに釣れた。

ドライのゲームはやっぱり楽しい。
夕刻、またリバー・エリアに戻って時間一杯まで遊ばせてもらった。

最後まで風が吹かないのは本当に稀有な事で、グローブなしで過ごせるほど寒さも厳しくないというコンディションであった。

楽しい管釣りの1日なのであった。

帰りは例によってラーメンと餃子であるが、今回は何年か振りに「元祖札幌や」に寄ってみた。
思い出すものがあるような、ないような・・・。
そしてココはやっぱり醤油であったか。
味噌と餃子は、マ、そこそこって感じかナ。

ところで、懐かしいラーメン屋に寄って思い出したコトがあった。

ワタシが初めて行った管釣りが鹿留であった。
20年前、代々木の某ルアー&フライ・プロショップに勤めていた頃の話である。
大晦日に親しいお客に誘われて、気乗りしないまま極寒の鹿留に釣りに行ったのが最初だった。

当時はそんな時期に管釣りに来ているモノ好きは少数派で、空いているエリア内は比較的自由に場所をえらんでのびのび楽しむことが出来たという記憶がある。
釣り場もリバー・エリアのみしか存在していなかったし、現在は「ブルーダン」となっているフライ・ショップの前身である「フライポイント」も、まだエリア内でコーヒーショップとして営業していた。

あの頃の牧歌的雰囲気と比べると、管釣りも時代に応じて様変わりしてきたということであろうか。

コチラは我が家の猫シャチョー。

もうジジイなので寒さがコタエルのである。
だから家で留守番なのである。
ファーの下に湯たんぽを仕込んでもらってシアワセなのである。
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