2008
 05.03-05   新潟県  湯沢  そのA

さて、2日目である。

昨夜はトイレに起きると満天の星空であった。
朝はゆっくりと起き出し、川の様子が気になったので放尿ついでに覗いてみると昨日の夕方に比べると随分落ち着いている。
また昼近くに気温が上昇すると雪代が一気に入ってくるのであろう。

かつて同じ時期に此処に通っていた頃は、ここまでマトモに増水することはなかったし、雪代が入っても何とか一日中釣りになる程度の緩やかなものであったと記憶している。

今年の冬はかなりの降雪があったはずで根雪が多く残り、それがここのところ高い気温が続いて一気に溶け出してきていると、そういうことかも知れない。

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今日もいい天気である。

ただ、風がずっと吹いている。


何とか雪代が勢いを増す前に魚のカオを拝みたいのであるが・・・。
試しにドライも流してみるが、やはりチラと見に来るヤツも皆無である。

魚は完全に底にへばり付いて、水面など見向きもしないらしい。
すでに流勢が増してきている。

ドオーッっとひたすら流れる瀬脇のトロいスポットにポイッとニンフを放り込んで、昨日と同じようなチビイワナを掛ける。

水面まで持ち上げるとフック・アウトしてそのまま消えた。
景色はホントに素晴らしい。
結局、この日の釣りもここまでであった。
これ以上粘る意味もあるまいと言う感じなんである。

キャンプ・サイトに戻って、再びビールを喰らいつつノンビリ昼食を摂る。
あとはゆっくり昼寝でもする事にしてテントに入るが、メッシュを全開にしても夏みたいに暑い。
しかも昨日テントを設置するあいだ上半身まっ裸でいたものだから、背中が赤く焼けて熱を持っていて輪を掛けて暑いのである。

秘書サンは「ワタシは大丈夫だけどぉ〜」と言って平気で猫シャチョーと一緒にテントで寝ているが、私はガマンならなくなって隣のスクリーンに入る。チェアーに深く座り、足をクーラーに放り上げて寝る。

夕方までの長い午後を、寝て覚めて飲んで、また寝たりしながらひたすらまったりとして過ごす。
いつの間にか夜にすべり込んでいた。

夕方からはやはり冷え始める。
スクリーン・ドームの中は火器を使い始めると一気に暖かな空気が満ちる。

夕闇にドームが浮かび上がり、遠くには高速の灯が見える。

このキャンプの最後の夜が更けてゆくのである。

翌日、午前中にサイトを畳んで東京へ帰る。

オマケphoto ※画像クリックで拡大(解説付)

猫シャチョーphoto ※画像クリックで拡大(解説付)


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