2009'  

 03.21  「渓流解禁 !! は 、したけれど・・・・」    山梨県  FISHON 鹿留 パイン・レイク

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものだ。

2月のフェイクな「春らしさ」とは違って、いよいよホントに今度こそ「春」と言って良い塩梅(あんばい)になってきたようである。
と、書きたかったところであるが、週明けには寒の戻りがあるということなんで、どうやらまだ油断デキナイらしき気配である。

とはいえ、渓流もいよいよ本格的に開幕である。

食いぶちを稼いでいる方のシゴトでは、多摩川や秋川付近をよく車で走るのであるが、解禁直後は餌釣り師の砲列がしばしば目撃された。多摩川沿いにある会社の駐車場に止めた車には、大小のスピナーやヒゲナガ系のトビゲラが停まっているのが見かけられる。コウモリも冬眠から覚めて、夕刻、虫を喰らいに飛翔し始めた。

こうなってくると、何やらソワソワして落ち着かなくなってくるのであるが、そこは軟派な私たちである。ウッカリ川に出掛けて行くと、たぶん、「まだヤメときゃよかった・・・。」と後悔するのがオチである。

例年通り、まだ管釣りで粘っておく。
いつもの鹿留である。
3連休の真ん中、しかも晴れるのは今日だけで、前後の2日は天気が悪いとなれば、遊び車もドッと繰り出してくることであろう。
少し早めに出発して、いつもの段取り(?)通り、「PRONT」でナンドッグをテイクアウトして中央道に乗る。
幸い、スムースに流れて午前8:00頃にはパイン・レイクに到着できた。
先客の車は8台。こういう日にしては少な目な感じであるが、川も湖も解禁になった事なのでそちらに行く方が多いのかも。

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風もなく、穏やかに晴れて気分がいい。
客の入り具合も、隣との距離をそれ程気にしなくてすむ程度である。

この状態が午後も続いてくれたら良かったんだけどネ・・・・。

いつも通りに身支度して釣りに掛かる。魚はいつもよりちょっとフライをよく見ている感じであるが、それでも悪くないペースでストライクする。
今日は比較的、小型の魚が多くて馴らしには丁度良い。

周囲もボチボチ釣れている様である。

ココの住人、猫のミーちゃんである。

前回はまったく影も形も見えなかったので、ひょっとして誰かに貰われていったのかしらん?
と思っていたが、今日は姿を見せてくれた。

元気でよかった。

昼近くになると、気温も順調に上がってダウンを着ていると、チト暑い。
アウターを剥ぎ取って身軽にゲームを楽しむ。

昼食である。

今日も幕の内弁当となっている。

ま、こんなカンジ。

レスト・ハウスに貼ってあるポスター。

ご存知「釣りキチ三平」

ランチを終えて、午後の部。
少し風が出始めている。

ストライクはボチボチあるが、爆釣モードではない。
そのうち、雲量が増え始めて日が陰り、風も強くなって止み間がなくなる。
今回の大物賞は秘書の1匹。

60cmのレインボー。
それにしてもイヤな風である。

体温が奪われ、キャスティングが困難になり、ストライクも取りづらい。
魚も渋くなってストライクの間隔が長くなっていくのである。

ずう〜っと強い風が吹きっぱなしである。
逆サイドのロールキャストで何とかフライを飛ばす。

アタリも遠くなり、風を食らっていると疲労を感じる。
こうなったらレストハウスに入って暫し休息である。

いつもなら午後になって風が吹いても、夕刻には止むことが殆どなのであるが、今日は一向に止む気配がない。
昨年ほどではないにせよ、花粉症の症状も出始めてきた。


暖かいドリンクをゆっくり飲んで体も温まったところで、もう一分張りする。
風の中に出て行く。

大半の客が私たちと同様、この風に辟易してレストハウスで休憩していたのであるが、またゾロゾロと出てきた。
みんな誰かが出て行くというキッカケを待っていた感じである。
暗くなるまではもう少々。

風に向かってキャストすると、それでもバタバタとヒットがある。
なんだかんだ言って、結局暗くなるまで頑張ってしまった。

今回は爆釣モードというところまでは行かず、特別デカイのも釣れなくて、そこそこサイズの数釣りを楽しんだのではあるが、午後の風のお陰で何だか不完全燃焼の感がある。イマイチ、痛快な気分に欠ける。



コレで管釣りは秋のオフまで来るまいと思って来たのであるが、秘書もなにやらスッキリしなかった様で、ひょっとしたらもう一回くらい来ることになってしまいそうな予感が無いではない。
さて、どうなるか・・・・・。?

帰りの高速は予想通りの渋滞である。
大きく2か所、それぞれ十数キロの断続渋滞。
ゆっくりと帰る。