05.02-03  山梨県・忍野U  


さて、2日目の朝である。
昨夜は美味しいモノを腹いっぱいご馳走になり、酒も会話も楽しんだ後、ぐっすり眠った。

カラマツ林のなかにある別荘地の朝は、ひたすら爽やかである。

ウッド・デッキでフライ・ラインのメンテナンスをするKさんの横で、すぐ近くを飛び回る野鳥の種類などを聞きつつ、まったりと過ごすわけである。

ここは水がウマイので、昨夜頂いたご飯もそうであったが、コーヒーもとても美味いのである。
朝食はKさん自家製のパンを秘書が調理したのをデッキでゆっくり食し、食後はやはりKさんお手製のポップ・コーンなど摘みつつ、今日の予定をたてる。

今日はこれから本栖湖を越えて、富士川の支流を覗きに行って見る予定である。
午前10:00を過ぎた頃、ゆっくり出発して、Kさんの車の後をくっ付いて走る。

連休のド真ン中で、この好天でもある。
すでに本栖道は渋滞している。

渋滞が激しいこともあり、途中で行き先を変更して、手前で折れて芦川を覗きに行く事にする。
芦川である。

結構な増水で、これだとマトモにフライを流せるポイントがホンの僅かしかない状態である。
しかも今回はウェーディング出来る装備は持っていないので、どの道、これでは釣りにはなるまい。

景色は良いので、此処で軽くランチを済ませて移動する。

所々、覗いてみるがやはり結論としてはこの川は今回はダメだネ、という事になったが、さてこの後どうするか?。
ヘタに動くと、渋滞にハマって時間が潰れてしまうであろうし。
じゃ、戻って忍野で夕方、一振りしますか、と話がまとまる。


途中で、河口湖に寄ってちょっと観光。
何しろ、天気はホントに素晴らしい。

富士山もハッキリ・クッキリ。
Kさん宅で婦人とナス、タローを降ろして忍野へ向かう。

サスガに地元の利、別荘地の中の道を巧みに抜けて混んでいる場所をパスして走っていくKさんの車の後に付いてスイスイと忍野に到着する。

地元では祭りの真っ最中で、駐車場に向かって曲がる道路が交通規制になっている。
仕方がないので、コンビニの駐車場で山車が通り過ぎるのをしばし待ってやり過ごし、午後3:00頃漁協の駐車場に乗り入れた。

車は昨日よりも多い様であるが、釣り人はそれほど多くも無い。
目の前の民家で遊漁券を購入して釣りに掛かる。

相変わらす゛魚はシブイ。

キメテになるフライはやっぱり見つからないが、オレンジのボディーにパートリッジを一巻きしたソフト・ハックルを、少し沈めてリトリーブするやり方で、何とか数匹を掛けた。
それも、少し続けるとすぐに見切られてしまう様になる。
ニンフを沈めると更に反応が薄いので、結局、ドライを取っ替え引っ替えで探る。
リアル・イミテートの方向ではどうやら勝ち目が無いので、逆の手で魚を引き出す方針でいくことにする。
大型のドライで、落ちた直後に半ば反射的に出る魚を拾うのである。

フック・サイズ#13くらいのエルク・ヘアー・カディスやパラシュートで巻いたテレストリアルが使える。
表層にいてヤル気のありそうな魚を狙って目の前にポトッと落としてやると、出るヤツはそこでバシッと出る。
ただし、フック・アップし難いのと、同じフライでは直ぐに飽きられてしまうというコトがある。
最初に出た時にすかさず掛けてしまわないとイケない。

出なくなったら直ぐにフライを変える。
同じパターンでも色を変えてやれば、最初の数投は反応する。

そんなことをやって遊んでいるうちに午後5:00を過ぎ、大気が一気に冷え込んできた。
Kさんはすでに帰る態勢である。
私達もそろそろ切り上げるとするかナ・・・・。

Kさんと、「また遊ぼうネ」と約束して別れ帰路に着く。
交通情報をチェックすると、中央道は小仏トンネル先頭で30kmの渋滞だと云っている。ま、予想通りだネ。

道の駅で一眠りして午後8:00過ぎに出発する。
高速に乗ってからは大月から金魚のフンになってノロノロ進み、小仏を過ぎてからは順調に流れて午後11:30過ぎ三鷹村に辿り着いた。


★オマケPhoto
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