05.02-03  山梨県・忍野 T 


前回の雪の忍野から一転して、G.W なのである。
ようやく、ホントにようやく、冬の手の影から抜け出せたと、言える陽気になったではないか。

今年は山梨在住ファー・アーティストKさんが 泊まりで遊びに来れば?と言ってくれたので、お言葉に甘えさせてもらうことにした次第である。

5/2午前7:00過ぎに三鷹村を出発する。
渋滞するのは承知の上で、俗世の移動パターンのド真ン中にどっぷりと浸かりつつ出掛けて行くのであった。
ま、今回の釣りは忍野だし、しかもキャンプするわけでもなく、閑静な松林の別荘地の中に建つKさん宅でご厄介になるので、最初から肩の力を抜いて半ば観光気分なんである。

前日は高速も大して渋滞もしていなかった様なので、今年は意外とそんなモンなのかいな、などと思っていたら、当日はネットで情報をチェックすると午前5:00台からすでに30km近い渋滞表示となっている。

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覚悟の上ではあったが、今回の渋滞はかなりタチの悪い方で、調布で乗ってすぐに連なると、その後がとにかく動かないのである。

動きの無いタイプの渋滞で、八王子の料金所を通過するまでに1時間半以上も掛かり、その先もずう〜っとダラダラ、グズグスと亀の歩みが続き、藤野あたりからようやく流れはじめた。

午前10:30を過ぎた頃、河口湖で高速を下りると、すでに富士急ハイランドに入る車が長蛇の列を作って待っているのが見える。
予想していたよりは幾らか早く着いたかナ。

いつものように道の駅「富士吉田」に入って小休止する。
ケツからシートに根が生えて、尿意も我慢の限界である。
           
「リバーズ・エッジ」で釣り券を購入し、漁協の駐車場で後からやって来たKさんファミリーと落ち合う。

今回は泊まりなので久し振りに我が家の猫シャチョー、「ムッちゃん」も出勤しているのだが、Kさん家の愛犬2頭との対面が鬼門である。
黒い方「ナス」とは以前に対決して勝利しているので、ま、ダイジョーブとしても、もう1頭の「タロー」とは初対面であるし、しかもタロー君は元猟犬で、人間とメス犬以外の動物は全て「獲物」と判断する脳を持っている。

穏便に、とはいくまい。


シャチョーと2犬の対面式も終了したところで、釣りである。

「リバーズ・エッジ」で遊漁券を購入した時に聞いたら、「昨日はガラガラでした。」と云う事であったが、今日はこんなカンジ。
Kさんが掛けた。
その後、少しして私にも1匹。

前回の雪の日とは一変して、魚は随分とシビアーである。
その後、何匹か掛けたりバラしたり、シカトされたりしているうちに、メシ時になる。
前回は目当ての店では営業時間をチェックしていなくて食いそびれたので、今日はシッカリ時間を計ってメシに行くのである。
今度は無事に目的のうどん屋で昼飯にあり付いた。
待ちになるくらいは混んでいるかと思ったら、意外にもすんなりと入ることが出来た。

前回ネットで既にメニューはチェックしてあったので、私たちは豚汁うどんとカルビおじやをオーダーする。
Kさん夫妻は釜揚げうどんとミルクおじや。

以前も自衛隊橋ちかくの洋食屋で、料理のボリュームの多さにオドロイタ事があったが、此処でも運ばれてきた鍋を見て一瞬ギョッとなった。

一人前というには随分とデカイ鍋じゃないの?
テーブルにでっかい鍋が4つも並ぶと、たじたじとなる。

店のオネェさんに一応、「コレ何人前?」と聞いてみると、「鍋は大きいですけど中身は一人前デス」みたいな返事であった。
実際、食べ進めてみるとちょっと多目ではあるが、まあ、確かに1人分と言えばそんなカンジか。
とはいえ、やっぱり多目は多目である。

4人でシェアしながら片付ける。

満腹になったところで、午後の釣りを再開する。
釣り人も多いという程ではないものの、少し増えているようで、魚はというと相変わらずのシブさである。
秘書にも時々ストライクがあり、掛けたりバラしたり、掛け損ねたり。

夕刻は風も出て気温がグッと下がってくる。

手持ちのフライはライズを繰り返すヤマメちゃんたちからはすっかりシカトされて、結局、最後は#13で巻いたエルクヘアー・カディスに変えて魚の反応が良くなった。
数匹を辛うじて掛けることが出来た。

夕刻、暗くなる前にロッドをたたみ、ちょっとスーパーに寄ってからKさん宅にお邪魔する。

楽しみにしていたディナー・タイムである。

Kさん宅のウッド・デッキでバーべQ。
今日はお泊りだからアルコールも解禁である。

グラスを傾けつつ四方山話に花を咲かせるのは何より楽しいひと時である。
なんとも気持ち良さ気に眠るタローとナス。

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