HOME Fly&CampTOP

2002.5月4日、今年一発目のキャンプレポートです。


さて、気がついてみるともう五月なのだった。

ということは、我々的にはシーズンの幕開けである。
なので恒例の一発目キャンプに出かけるのであった。
例によって新潟は湯沢のいつもの場所である。

変りばえしないけど、滑り出しはコレでいいのだ。
3日夜に出発。空いている関越道に乗る。
日中は70キロ位の渋滞があったらしいが、敢えて混む時間帯の真っ只中に乗り込んでいく多くの人々とは、いったい何が彼等をそうさせるのであろうか。
いつもステアリングを握りながらそんな事を考える。

止むを得ず、そうするしかない事情がある人を除くとして。
混む時間を避けようと思えば出来ない事はない、という人の方が圧倒的に多いと思われるのであるが。

これはやはり、群れたがる「性」のようなものなのであろうか。
つまり、いにしえより刷り込まれたDNA情報の具現とでもいうような。
ハタマタ、人と同じ時間に同じような事をやっていることで安心するというような、寂しい深層心理であるのか。

ハナシはそれたが、プラグコードも交換し極めて快調なユーロバンをドライブして途中、谷川岳P・Aでミネラルウォーターを汲む。これもいつものことだ。

湯沢のテント場に車を乗り入れたのが午後11時ごろであった。
今回はキャンプといっても、スケジュールの都合がつかなくてこの夜だけのワンナイトオーバーである。

ついた日の夜はモチロン、酒とツマミと四方山話である。

深夜になって雨が降り始める。

ムッちゃんはとっくにメシを食ってテントで寝てる。
話は尽きないけど、翌日の事を考えて午前2時過ぎにはシュラフに入った。

翌朝は久しぶりに上手い空気と鳥の声で目覚める。
雨も上がっていた。
今年は半月〜1月近く季節の進行が速い。
去年はまだいたるところに残雪が有り、ようやく冬を抜け出したといった風情であったが、今年はすっかり若葉も開いて活気付いている。
因みにこれは昨年の同じ時期の映像。

雪の残り具合と緑の量が明らかに違いますナ。
本日のキャンプサイト。

今回はテントも設営。
初参加のメンバーもいるし、ルーフベッドの揺れや出入りする時のドアーの開閉音など、プライベート性を重んじて2組に分かれて寝る。
流れの様子も、いつものこの時期とは少々異なる。
増水気味ではあるが、すでに明確な雪白という感じはない。
クレンフライや小型のストーンのハッチもあり、陸ではテレストリアルも多く見られた。
コレはテレストリアルではない。

ホットサンドで遅い朝食を済ませる頃には、薄日もこぼれ始めて急速に気温が上がる。

乾いて暖かい草の上でムッちゃんはノビノビごろごろ。

彼にも久しぶりのアウトドアーである。
日中雲が切れると澄み切った空気を透かして強烈なサンビームが降り注ぐ。
日陰がちょうどイイくらい。


人間もTシャツで十分。
ルーフを立ち上げた時のシルエットの美しさもウェストファリアの特徴である。

ランチもゆっくりとる。メニューはペンネ・アラビアータ。
その頃にはまた天候も不安定になる。この時期の新潟はいつもこんな空模様だナ。
ちょっと失礼。
トイレも開放的にスカッとね。
釣りの方はこんなもんで。
今年の初物。

水深のある瀬脇の巻き返しから、#14のパラシュートアントをモコッと咥えた。
もう、そーゆーフライを普通に使ってしまえる。
が、魚の付いているポイントは時期相応であった。

釣りをした時間は極めて短かかったので、この一匹の満足度は高いのであった。
たまには花など眺めてみようではないか。

釣り師、花を見る。

名前は知らない可憐な花。

昨年はあった山桜もフキノトウも終わっていて、タンポポなど花の季節なのだった。
ぼぉーっとね。

シングルステイではあっという間に時間が過ぎる。

短いがなかなかに充実した果実としての時間を過ごすことが出来たようで、満足感のある遊びであった。

帰り支度をする頃にはまた雨が降り始めて、高速に乗ると本降りである。
そして久しぶりにまともに渋滞にハマって金魚のウンコである。

ここんとこ、外に出たがっていたムッちゃん。
タップリ外の空気を満喫できたようで、テントサイトでもかなりリラックスして遊んでいた。

車にも酔わず、食欲も旺盛。

ブタが寝てるのかと思ったらムッちゃんだっ。
帰って来てからは、こんなんです。

お疲れさん。

そうそう、ムッちゃんは5月で8歳になりました。
HOME Fly&CampTOP