2011' Flyfishing & CAMP

11.05,  「紅葉の冬季釣り場 栃木県・箒川  


 渓流シーズンも終わって、早1ヶ月が過ぎた。
そろそろ禁断症状の断片が隠見するようでもある。
今年も箒川の冬季釣り場へ行こうと思いつつ、週末のたびに天気が悪かったりして先延ばしになっていたのであるが、どうやら今週末はこの秋最後の暖かい日になるという予報なので、予定を一週繰り上げて出掛けることにした。

紅葉はピークを過ぎた頃であろうか。それでも、まだそれなりの見所もあるのではないかと思われる。
それに何と言っても道の駅の野菜直売、そしてレストラン「いちまつ」のランチが大きな楽しみである。

一年ぶりの那須へ、4日の夜10:30を過ぎた頃出発する。
震災後は初めて東北道に乗る。
状況はいろいろ変わってきているらしいが、やはり大型トラックが以前よりも非常に多い印象であった。
交通量も全体的に多く、渋滞こそないものの今一つスムースさを欠く流れ具合で、自分のペースで気分良く走るというワケにはいかず少々ストレスを感ずるのである。

二時間ほどで西那須野塩原 I.Cを下りた。

コンビニで翌朝の朝食を軽く仕入れ、道の駅に24:30頃到着する。
空には無数の星がクッキリと見える。
気温はそれほど低くなく、駐車場の照明の周辺では数匹のバットマンが飛び交っている。
国道に設置されているデジタル気温計は10℃となっていた。



寝支度を整え、ウィスキーを程よく食らって眠りに就いた。
この時期は虫の音もまったく聞こえないので、辺りはシーンと静まり返って眠りを妨げるものは皆無である。
明け方近くには少し冷えてきたので一度車のエンジンを掛けて少しの間ヒーターで車内を暖めたが、トータルとしてはグッスリ眠って8:00頃起床した。

雲はあるが、日差しもあってまずまずの観光日和といったところである。
少しずつ駐車場にも車が入ってきている。
軽く朝食を済ませ、身支度をして野菜の直売所へ行く。

※画像クリックで拡大解説
  一時期は原発事故の影響も心配されたことであるが、屋外の大根売り場では今年も立派な大根が山積みされ、屋内の販売所ではそのほかの各種野菜が豊富に並んでいて心躍るのである。

此処に来る時はコレが大きな目的の一つなので気合を入れて品定めに掛かる。
どれもリーズナブルで瑞々しく、伸びやかで、見るからに美味そうな野菜諸君である。

数点を獲得して満足のうちに道の駅を出発する。
時刻は10:00を過ぎたところである。 


観光の車の列に加わって川沿いのワインディングを釣り場に向かってユルユルと移動する。

ピークを過ぎたとはいえ、まだまだ紅葉は十分に楽しめる美しさである。
今秋は温かい日が多いので紅葉も長持ちするのかも知れない。
今日も予報通りにちっとも寒くなく、窓を開けて走ると実に爽快である。

例によってレストラン「いちまつ」で入漁券を購入し、縁起のいい地名、「福渡」で向こう岸に渡り流れに降りた。
釣り人はなかなかの入り具合で、だいたい満遍なくポイントに入ってロッドを振っている。
     

少し風はあるがソレほど寒くも無く、一応冬装備で防寒した私達はポイントに着いたころには汗ばんでダウンを剥ぎ取った。
冬季釣り場の上限ポイントに入ってタックルをセットする。
8'1"#3/4のロッドにWF-4のライン、5x7ft半のショート・リーダーに6xのティペット、その先には#12のフックで巻いたスカルピンをイメージしたウェットが結んである。

プールの開きにはいいサイズの魚が見える。
フライをキャストするとすぐにラインが引き込まれてストライクがあった。

ズッシリと重みが加わりロッドが大きくしなう。
いいサイズの魚が走るのが流れの中に見え、後ろに居た秘書に「来たよーっ!!」と声を掛けて、久々の感触を楽しみ掛けたところでフイッとロッドが軽くなった。
幸先良くストライクして来たのであるがイキナリのフック・アウトである。
  気を取り直して更に数投後、ちょっと疑り深くなっている右手にストライクがあったのであるが、ソレは少しの感触を残してフックから外れた。

そのあとは当たりが遠ざかってしまう。 

まだランチには少し間があるので、今回はこのまま福渡の橋の下流に入ってみる。

釣り人の数は結構多くて、場所選びの自由度が低い。
人が居なくて釣りになりそうな場所を検索しながら、川沿いの観光トレイルを歩いて下流に向かう。
いい場所には大抵先行者がいるので、なかなかいいポイントが見つからないのであるが、暫く下ったところで人の居ない良いプールがあったのでソコに入る。
    かなり流速のあるプールなのでフライを的確に沈めて流すのが少々難しいポイントであるが、それでも数投目にストライクがあった。

サイズの割りに比較的早くネットに収まったのは、幅広で良いサイズのニジであったが、そいつはネットの中では身体が伸びきらなくて、さて「どうやって写真をとるかナ」とイジッているうちにエスケープされてしまった。 
続いて少し下流の大岩で形成された広いプールでは、手前の流芯にいたビッグ・サイズがフライを流してすぐにストライクしてきたが、最初のダッシュでリールに悲鳴を上げさせたあと、暫くゴンゴンゴンとロッドをひん曲げて暴れたところでスコンと軽くなった。
バレたのかと思ってラインを回収すると、ウェイトの先でティペットが切れていた。

その後は当たりがなく、そろそろランチ・タイムなのでまた上流に向かって引き返す。
すでに時刻は14:00近くになっている。
ここを逃すと昼飯を食べ損ねるので、川から上がる。


  楽しみにしていた「いちまつ」で遅めのランチ・タイムである。

ココは気楽で気軽なコジンマリとした洋食屋であるが、料理はホンカクテキに絶品にウマイのである。 

ココに来る目的の双璧を成すのは野菜直販とこのレストラン「いちまつ」と言っても過言ではないのであるが、釣りのほうで釣果が振るわなくとも、この二つがあれば十分に来た甲斐があったという満足感が得られるのであった。

美味なランチで満たされた後は身も心もホカホカと温かくて、このまま一眠りしたい誘惑に駆られるのであるが、この時期は日も短く、増してやこのいつの間にか空を埋め尽くしてしまう曇天である。時間が勿体無いので、気力を振り起して午後の釣りに行くのである。
温かいといえば、2人してやたらと身体が火照るのは、ひょっとして「ぽっぽ茶」のせいなのであろうか。
最近発売されたばかりの生姜成分配合というアレを昨夜から飲んでいるのであるが、もしそうだとすればちょっとオドロキの効果である。


  午後はいつもなら福渡の橋の下流に陣取るのであるが、今回は下流方向は釣り人の数が著しく多い。
福渡の橋から眺めるとエリア上端部は人が居ないので、そこに入ることにする。 

風も止んで、どんよりした空、それほどの冷えもなくて悪くない雰囲気ではある。
今朝入った冬季エリア上限のプールの対岸側である。
流れの中には、ソコソコ良いサイズの魚が数匹見える。
釣り始めて暫くはストライクが来なかったが、二回ほどフライを交換して、黒のスイマー・タイプのニンフでストライクがあった。

サイズはソコソコだが、重々しく良いファイトである。
上がってきたのは丸々と太ったというか、フナみたいなメタボなニジであった。
   

その後、秘書に交代するがストライクはなく、また私がロッドを握るも、結局全く魚が口を使うことがないままで本日の釣りを終わってしまった。

今日は早く川から上がったので時間には余裕がある。

高速の渋滞情報をチェックすると上りは12km程度の渋滞があるらしいので、いつもやっている様に再び道の駅で一眠りしてから帰路に就くことにする。

1日中、流れで立ちっぱなしだったので、椎間板ヘルニアで神経の出口に圧迫を受けている私の右足は疲労が著しい。
眠りに落ちて暫くすると右足が痙攣して目が覚めた。
「イデデデデデデ・・・・!!」
右足をイロイロといじってストレッチして何とか痛みを散らし暫くウトウトしていたが、携帯のアラームで目を覚ました。

強張った右足を秘書にマッサージしてもらった後で、再び渋滞情報をチェックすると渋滞も幾らか短くなっているようである。
身支度をして19:00過ぎに帰路に就く。

妙に気温が高く大気はガスッていて、やがて雨が落ち始めた。
高速に乗ると次第に雨足が強くなって本降りである。
結局のところ、最後まで渋滞に引っ掛かることもなく良いいペースで流れて、二時間ほどで雨の高速を降りた。
やがて地元のファミレスで夕食を摂る頃には、ほぼ雨も止んでいた。

満腹になって23:30頃にはシャチョーの待つ自宅に帰りついた。


蛇足

猫シャチョー近況
  今回も留守番のシャチョー。

最近は日の当たる午前中は窓際で日向ぽっこである。