2012' FLYFISHING & CAMP

09.16,  「たぶん・・・、ラスト忍野    山梨県 忍野  



三連休であるが、初日は車検に当てていたので、車が戻ったその日の夜に出発するプランで今回の忍野釣行である。

シャチョーの体調も何とか平常に戻った様なので、今回は留守番してもらう事にして、15日夜、日帰り車検が終わった車に荷物を載せて、仲間由紀恵の「ゴーストママ」 が最終回スペシャルなのに、泣く泣く途中で未練を断ち切って、23:00過ぎに三鷹村を出発する。

調布で中央道に乗り、晩メシを摂るべく談合坂を目指して走る。
渋滞こそないものの、車はお盆休みよりは多い印象で、自分のペースで走るまでには至らず、流れに合わせて走るカンジである。

丁度、車検上がりの車の様子を見ながら流すのにはよいペースである。
それにしても毎回、車検は手痛い出費である。
ディーラーが提示してくる見積もりから、余分なものを極力省いて、今回はスパーク・プラグとエアー・クリーナー・フィルター、エンジン・オイルくらいの交換に留めたが、コレだけでもフィーリングが大きく向上しているのが体感できてちょっと楽しいのである。


例によって、「エクスパーサ・談合坂」で晩メシである。
車はギッシリ停まっているが、フード・コートはそれ程の混雑もなく、すぐに空きテーブルが見つかる。
サスガに「味福」の餃子にも飽きたので、今日は「ピュアー・ザ・キッチン」のオムライスと「伝説のすた丼屋」のねばすた丼である。

満腹になって再び本線に復帰し、河口湖T.Cを目指す。

今夜は夜空もクッキリとクリアーで、星や富士山の登山道の明かりも鮮明に見える。
いつもどおり、河口湖で高速を降りてコンビニで翌朝の朝食を仕入れ、道の駅「富士吉田」に車を乗り入れた。
時刻は24:00を少し過ぎたところである。

パーキングはキャンパーを含めて、ギッシリと車で埋まっている。

空いているスペースを見つけて車を停めて外に出ると、ヒンヤリと空気が冷たく、見上げるとものスゴイ数の星が見える。
一通り寝支度を整えると、発泡酒とジンを喰らって、静かで涼しい大気に包まれて眠りに就いた。

 ※全画像クリックで拡大・解説付き
  翌朝。

素晴らしい天気である。

予報では午後から雨となっている様であるが、この空を見る限り、雨の気配は微塵も感じられないのであるが、果たして・・・・。 
   通いなれた道を忍野の流れに向かって走る。
   今日の流れの様子である。

なかなかの人の入り具合。
   漁協パーキング前は人も多いし、日差しも強い。

最初から下流の日陰エリアに入るのである。
   一先ず、本日のファースト・ストライク。

#14のパラシュート・ビートルを流すと水面が割れた。

ロッドが心地よく曲がる。
  ネットに入ったのはアベレージ・サイズのブルック。

取り敢えずは、こんなモンだね。 
   続いてストライク。

なかなか良い反応である。
   今度も悪くないサイズのブルちゃん。
  今年は昨年の豪雨と打って変って、落ち着いた水具合でシーズン・ラストが迎えられた。

澄明な流れにクリアーな日が差し込む。 
   コレは秘書の一匹目である。
  先ほど順調に一匹目をネットに収め、座り込みスタイルで次を狙う秘書である。     そして二匹目のストライク。

良いカンジである。
  ウン、なかなか良いサイズのブルちゃんですナ。    交代してワタシにストライク。 
  コレも同じようなサイズのブルック。

数匹の反応を楽しむ。 
  ニジを何匹か追加しながら少しずつ下る。 
  数匹のスッポ抜けとバラシのあと、今度は確実にロッドが曲がる。    グッド・コンディションでパワフルなブルちゃん。 
  対岸のカバー下を慎重に狙うが・・・・。    ちょっと一息。

秋の使者、アキアカネ。 

 昼を過ぎて、ちょと集中力も途切れ始めたのか、出ても乗らないパターンが続き、水面に張り出した枝に引っ掛けたり、ティペットが絡んだりして、負のサイクルに陥り始めたので、ここらでランチ・ブレイクである。

時刻は13:30を過ぎている。
今シーズンは今日でラストになるハズなので、私たち2人が好きな味である、いつもの「弥生庵」で〆ようと決議して向かうのであった。

  代わり映えしないけど、コレでいいのだ。 

 ちょっと休憩して、午後3:00近くになって後半戦をスタートする。
これで今シーズンもラストなのだからして、もうちっと頑張ってみますかネ。

  取り敢えず、堰堤下で一匹。

 
  ヒレは丸いけど、ま、良いでしょ。 
  秘書も午後の部のロッドを振るが、なかなかフック・アップせず。     人の行き来が途絶えると、一瞬、静寂が訪れる。


午後は、せっかく出た大型の魚もスッポ抜けとバラシばかり続き、ショボい虹が2〜3匹ネットに入っただけである。

そうこうするうち、小雨が降り始める。
まだ空は明るく、日差しもあるのに、次第に本降りになって行く様である。

急いで車に戻り、一眠りすることにしたのであるが、どうやら雨脚は強くなっているし、眠り始めるとそのまま浮沈を繰り返しながら一向に起きようという気になれず、そのままグズグズと過ごしてしまう。

最後に目が覚めると、周囲はすっかり夕暮れの気配で、雨も上がっているようである。
今年は秋の花粉症の症状がひどくて、薬が切れたらしく鼻が詰まって頭がボーッとしているのである。

薄暗くなり始めた流れで、数人の釣り人がロッドを振っているのが見える。
どうも最近のワタシは、午後に一眠りすると、そのまま釣りをする気が失せてしまう傾向にあるらしいのである。

今日も、これで今シーズン最後だというのに全く惜しいという気持ちが起こらず、そのままロッドを畳んでしまった。
特に感慨に浸るでもなく、道具を片付けて車に積み込む。

再び道の駅に戻って、体勢を立て直し、交通情報をチェックする。

やはり中央道上りは30km越えの渋滞であるらしい。
こうなると少しばかり時間をズラしたからといって大して状況は変るまい。
例によって、覚悟を決めて渋滞の列に加わって帰るしかないネ。

19:00過ぎに出発して高速に乗り、やはり大月から渋滞にドップリと嵌り、約3時間掛けて帰り着いた。 


  道の駅で仕入れた野菜諸君である。    お留守番してたシャチョーである。