2012' FLYFISHING & CAMP



12.23,  「そして今年も・X'masツリー(釣りー)    栃木県 加賀フィッシング・エリア  





ここ2年ばかりはクリスマスには釣りに行く、というのが我が家の新常習である。
更に、「行った事のない管釣りに行ってみよう企画」になりつつあるようでもある。

そして今年も出掛けるコトが出来た。

ムカシから有名なエリアなんで、今さら、という気がしなくもないが、行った事がなかった「加賀フィッシング・エリア」である。
他に「忍野フィッシング・エリア」も、馴染みのある忍野でありながら行ったコトがなかったので候補に上がっていたのであるが、中央道があんな状態なので、ちょっと目先を変えることにしてみたのである。

折りしも加賀では、フライ専用スペシャル・ポンドなるものが丁度オープン期間に突入したばかりと云う事だったので、興味があったのである。

かくして、天候が回復した三連休中日に出掛けた。

11日(土)、日中降っていた雨も上がり、ちょっとノンビリ目の午後11時過ぎに三鷹村を出発し、いつもの様に外環経由で東北道に乗る。
強風でトラックやミニバンがフラフラ、ヨロヨロしている横をすり抜けながら順調に走り、日付が変るころ佐野S.Aに入る。
ここで遅目の晩メシ、というよりは夜食である。

手前の蓮田や羽生よりも、佐野のフード・コートはこの時間でもメニューが多くて良いのである。
味噌ラーメンと和風豚丼、餃子で満腹になる。
味の方も良くてマンゾク度高し。


ここからはアッという間である。
岩舟JCTで北関東道に入り、一個目の佐野・田沼で高速を降りる。

メインの街道から1本中に入ったところにあるセブン・イレブンで翌朝の朝食を仕入れて、道の駅「どまんなか たぬま」に車を乗り入れた。ここで朝までP泊である。
キャンパーも含めた数台の車が停まっている。
明るく清潔で、その上音楽まで流れているトイレで用を済ませる。
夜間、音楽が掛かっている道の駅トイレは初めてである。アレはたぶん、「ラブ・サイケデリコ」だったかナ?

持参したウィスキーを喰らい、ちょっと物足りなかったので、さっきコンビニで仕入れたイタリア産の赤の封も切ってちょっと喰らい、キモチ良くなったところで眠りに落ちた。

明け方、寒くなって車のエンジンを掛けてヒーターを入れ、ついでにトイレに行く。
外気は深寒と冷え込んでいて、一瞬で体温を奪われる。

暖かい車に戻って暫く浮沈を繰り返すうちに周囲が騒がしくなってきた。
シェードの隙間からチラと覗くと、直売所に野菜を搬入する農家の皆様が、続々と軽トラで乗り込んできて、今や遅しと搬入口の前で台車に野菜を積んで、列を作って待っておられるのであった。

やがて午前8時過ぎに起き出して身支度をし、早速、産直販売所を冷やかしにいく。


※全画像クリックで拡大・解説ページ
  道の駅・「どまんなか たぬま」の朝の風景である。

 
 

目的のブツを仕入れて加賀 F.Aに向かう。

殺風景な景色を退屈に眺めながら走ると15分程で到着した。

  ココはちょっと変わっているのが、駐車場の入り口で料金を払うシステムになってるコトである。

小さな小屋の中に、オジちゃんが座っている。
初めて来たので、一通り説明を聞いて料金を支払う。 

ランディング・ネットを持ってくるのを忘れていたので、レストハウスに寄ってレンタルがないかと聞いてみたら、キープ用のフラシしかないということであった。

今時、大抵の管釣りにはレンタル・ネットくらい常備してあるのがスタンダードという気がするが、ココでは無いというのである。
既にこの辺りから、此処はあんまし期待できないんじゃないのかしら、という気がしてくるのである。

  一番奥にある、フライ専用スペシャル・ポンドなるものにエントリーする。

"スペシャル"というだけあって、こちらは別料金である。
殆ど満席状態で、入る場所を探すのに苦労するのである。 
周りを眺めていても、ホンとに釣れてないのである。

見ていると、特定の2〜3人だけが、たまに小さいのを掛けているが、せいぜいその程度である。
空いてる場所はなかなか見当たらないけど、ちょっと移動してみる。 

途中で釣り人の足元に座り込んでいる猫ちゃん発見。
     

可愛い「レディー・カガ」に後ろ髪惹かれる思いではあったが、何しろ私たちはまだ魚の顔を拝んでいないのである。
前に進まねばならないのダ。

  ハァ〜ぁ、釣れないなぁ。の図。

また場所を移動して、そこでようやくストライク。
 
   

そのあとが続かず。

ま、こうなったらランチにでも行ってみますかネ。
       
 レストラン外観  中  ドアのステンド・グラス  メシ

さて・・・・。
なんともビミョーなランチの後、再びスペシャル・ポンドの空いてるスペースを探して入る。

あんまりにも釣れる気がしないので、秘書は車で待機となって、期薄ながらもこのままでは悔しいので、私はもうちっとロッドを振ってみるコトにする。

スペシャル・ポンドの端っこが空いていたので、何の反応もないまま惰性でロッドを振っていたら、接している隣の混合ポンドのいい場所が思いがけず空いたので、すかさずそこに入る。
コチラは魚の姿も見えるし、ライズもみられて何となく活気が感じられるのである。

しばらくは沈めていたが、ライズが活発になってきたので、ここはダメもとでドライに変えてみる。
ライズがあった場所にドライ・フライが落ちると反応があった。

そのあと、何度も出るのに何故か一向にフックに乗らない。
そこでようやくフライをチェックしてみたらティペットがフックに絡んでいる。
もったいないコトをした、早く気付いていれば入れ食いモードだったンだけど。


で、フライを直してからは順調にストライクし始めた。
ようやく、である。
三匹ほど掛けたところで、車にいる秘書を呼びにいく。
今なら彼女も掛けられるハズである。
で、すぐ近くに停めてあった車に行くと、秘書はシートを倒して爆睡中であった。

       

あとはもう、ライズが起きた場所を狙ってキャストしては掛けるという繰り返しである。
ドライなら何でもよくて、むしろ出来るだけ目立つ大きいドライに反応が良い。

このシチュエーション、昨年の「クリスマス・釣りー」で出かけた開成フォレストと殆ど同じである事を思い出した。
あそこでも午前はぜんぜん釣れなくて、午後になってからようやくこんな風にドライで入れ食ったのである。

       

フライが見えなくなる暗さまで、秘書と交代しながら魚を掛けた。
最後の最後でようやくなんとか、マンゾクと言わずとも溜飲を下げることはできた感じてある。

ただ、総合的に見て判断するに、「たぶんもう来ないネ」というのが秘書との一致した見解であった。
残念ながら、リピーターになる程の魅力を、施設そのものに感じることが出来なかったというのが本音である。
アクセスの良さは魅力なんだけどね。


帰りはもう一度道の駅に寄り、一眠りして19:00過ぎに帰路に就いた。
高速の渋滞は皆無で、スルスルと走って21:00頃には三鷹村に帰りついた事である。

今回のお土産関係はコチラ。

画像を一個開くと何点か一緒に出てきマス。