09.14,
「
たぶん・・・、ラスト忍野
」
山梨県
忍野
いつの間にやら、今シーズンも既に終焉を迎えようとしているのであるが、私たちは此処まる二月、釣りに出かけていなかったのである。
この時期としては稀なコトであるが、ここにきて何とか機会に恵まれたので、たぶん今シーズン最後になるであろう忍野へ出かけた。
ところで。
ここ二年ほどは、秋の花粉症の症状がだんだん重くなっている様なのである。
以前はなかった事だが、春と同じレベルで鼻炎薬を使用しなければならないし、むしろ春よりも薬の効きが弱いとさえ感ずるほどである。
これは体質の変化であるよりは、やはり気候の変化によるアレルギー植物の勢力の拡大が要因なのではないかと思われるのである。
年々、悪天候も凶暴化していることでもあるし、地球規模の環境変化がこの小さな国の一市民にも体感されるレベルになりつつあると、いうことなのような気もするのである。
そう考えると、この先、どれくらいの間、釣りが普通に楽しめる環境が継続されるのであろうかという危惧を抱く次第である。
※全画像クリックで拡大・解説ページ
いつもの通り前夜出発で、翌日一日釣りをして夜に帰宅するパターンである。
なので、シャチョーは久し振りのお留守番。
13(金)夜、10:00前に出発して中央道に乗る。
一応、流れてはいるが、三連休前夜だけあって車は多目で、ペースが上がらないまま談合坂S.Aに到着して晩飯である。
満腹になって本線に復帰し、その後も順調に流れて河口湖で高速を降り、やはりいつも通りコンビニで翌朝の朝食を仕入れて道の駅「富士吉田」に到着した。
時刻はちょうど日付が変わった頃である。
パーキングの車はそれ程多くもなく、どうやら殆どP泊組の様である。
以前はあまり見られなかったことであるが、最近はP泊も定着してきたようで、ウィンドーをちゃんと目隠ししている車がとても多くなって、「手馴れているナ」と感じさせられる。
気温は10℃台であろうが、ヒンヤリと冷たい大気を感ずる。
寝支度を整え、発泡酒とウィスキーを引っ掛けてから眠りに就いた。
グッスリ眠って翌朝の道の駅の風景。
三連休の割りに、それ程車は増えていない。
野菜と果物が並ぶ売店。
水汲み場にはでかでかと垂れ幕。
道の駅の居候君。
野菜をちょっとだけ仕入れて9:00過ぎに道の駅を出発。
途中、フライ・ショップ「リバーズ・エッジ」に寄って入漁券を購入し、漁協駐車場に到着する。
到着した頃は、車も釣り人も少な目。
取り敢えず、本日一匹目のストライク。
なかなか貫禄のあるブルちゃん。
秘書。
静かな忍野風景。
今日の昼メシ。
午前は結局合わせ切れ、バラシ、スッポ抜けばっかりで、パットしない釣果のままであった。
やはり二ヶ月というブランクの所為かネ?
前回もバラした正にそのスポットに、同じ風情で定位している大型のブラウンを発見し、数投目のパラシュート・ビートルを定位置から離れてまでも追い食いして来たというのに、ナンと見事に合わせ切れ。
ほかにも良いサイズのバイトがスッポ抜けだったりと、イマイチ波長が合わないカンジだったのである。
食後、涼しい川辺の風を受けながら、ホールディング・チェアーを出してノン・アルコール・ビールを飲みながら一服。
午後の部をスタートする。
対岸近くに見える大型のニジを狙ってたら、横からコイツがピョ〜ンと飛び出してきた。
テニス・コート裏のこのポイントはいつもヒンヤリと冷たい空気に包まれている。
秘書が車で休憩に入ったので、私一人でロッドを振る。
午後3:30を過ぎた頃、ようやく魚の反応が活発になりはじめた。
木陰の速い流れのポイントからはイワナ君。
私は数匹掛けて一応納得したので、まだ魚を掛けていない秘書を呼びにいく。
で、釣りを再開した秘書も無事ネット・イン。
小型だけど姿は悪くない秘書のファースト・ワン。
序々に夕暮れの気配が降りてくる中、モンカゲ、モスキート系、少しずつハッチも、それを追う魚達のライズも活発になっている。
暗くなるまではアッという間である。
これからの短時間が最後のチャンスである。
朝のうちに、小雨がパラつくこともあったが、その後は一日天気が持ってくれた。
夕暮れの気配が迫りつつある。
堰堤下で秘書のストライク。
コレはなかなか良いニジ。
続いてヤマメも。
午後には、漁協による放流が行われた。
すると、ニューズを聞きつけたのか、ドッと釣り人がやって来た。
最後はバックの木立にフライを絡め取られ、もはやティペットやフライを結び直すことが出来る明るさでも無くなっているので、そこでキリ良くロッドを畳んだ。
夕刻になって何とかシーズンを締めくくるのに納得が往く釣りが出来たことである。
気持ちよく終了としようではないか・・・・。
道の駅では、ちょこっとだけ野菜を仕入れる。
前回は、楽しみにしてた忍野の美味しいパン屋さん「ブローニュ」が、生憎と休業日だったので、今度こそはと気合を入れて買いに行ったのである。
午後になってようやくパタパタとストライクがあったので、今シーズン最後であろう忍野の釣りも、何とか溜飲が下がったというものである。
再び道の駅に向かう夕刻は、クッキリと黒富士、そして山肌の登山道に転々と灯る明かりまでもが見えた事でもあり、今回のトリップがコンプリートした思いであった。
道の駅で渋滞情報をチェックしてから一眠りし、午後8:00ごろ出発して帰路に就いた。
中央道上りは、例によって小仏辺りで8kmほどの渋滞であったが、比較的動きのある種類の渋滞だったので、睡魔に襲われる前に帰り着くコトが出来た次第である。
さて。
ちょっと心配しつつ家に帰ってみると、ムッちゃんは・・・・・。